撮影をしてきました

 

とある進行中の案件で、mobiile,inc.さんに撮影をお願いしました。モビールさんとは前職のConcent, Inc.の時に出会ったのがきっかけで、とても素敵な写真を、いつも撮っていただけるカメラマンさんです。初めてお会いした時、右も左も撮影の流れがわからないペーペーの自分に対して、とても親切に接していただいたことに感動してしまい、それ以来、ファンになってしまいました。学生時代、イームズ夫妻に憧れていて、夫婦でデザインの仕事ができたらいいなぁ〜なんて学生っぽい夢をみていたものですから、モビールさんとお会いした時に自分の憧れていた関係がそこにあったこともファンになった要素の1つなのかなと思っています。

 
自社案件のポートフォリオに掲載する制作物を自分たちで撮影した時、何回も何回もテイクを重ねてこれでO.K.って判断しても、実際にMacのモニタでみたら、とんでもなく暗くなっていて、そこからレタッチを重ね、最後には光をPhotoshopでつくって、今のTRIAND IncのWEBがつくられています。そんな経験があったからこそ、当日、モビールさんが同じ場所で撮影をした時に、1発で完成された写真がモニター上にあがってきた瞬間、プロのカメラマンさんの凄さを垣間見ました。自分は写真のプロではないので、どうしても最後はPhotoshopに頼って膨大なレタッチに時間を費やすのが日常なのですが、モニタで作業するなら、数十分かかるところを、5分の撮影で済ませる、そこがプロのカメラマンの力なのかと思います。

 
大学に入学したての頃、なんとなくやりたいことが分からなくて、父親のNikonの一眼レフを借りて、写真を撮っていた時期がありました。自分は森山大道になるって意味不明な考えをしていて(写真家といえば森山大道とアラーキー知らない、これまた残念な大学1年生)シャッターを押せば誰にでも撮れてしまう分、ただなんとなく写真家もありだななんて、学生にありがちな痛い勘違をしていました。結局のところ、盗撮まがいのことをして、この写真がいいのか、何を伝えたいのかもよくわからないままシャッターを切り続けても、現像代が圧迫するだけで、明確な目的もなく、すぐに飽きてしまい、写真の知識と技術の向上もないまま、撮りもしないカメラをぶら下げて校内を歩くのがカッコイイ!みたいな美大生あるあるをして、僕のカメラマン人生は幕を閉じました(笑)

 
そんな経験があるからかは分からないのですが、カメラマンさんと仕事をするのが楽しいです。前職を辞める際、モビールさんと一緒に仕事をすることもないのかなって残念に思っていたのですが、こうして独立した後も一緒に仕事ができ、その機会を与えてくださった今の案件と、心良く引き受けていただけたモビールさんに深く感謝しています。ありがとうございました!

 
また、一緒に仕事ができるように、お仕事をとってきます!(hirano)

Pocket