〜 RICOH THETA(全天球カメラ)を使ったワークショップの企画・実施 〜
こんにちは、デザイナーの平野友規です。
“学生のチカラでまちを盛り上げる”をコンセプトにして活動している「さがまち学生Club」という大学生の団体があります。公益社団法人相模原・町田大学地域コンソーシアムが事務局として「さがまち学生Club」を支援し、弊社も一緒になってお手伝いしております。
「さがまち学生Club」のメンバー募集は半年に1回します。つまり、メンバーの流動性は非常に高く新旧が交錯します。「さがまち学生Club」を盛り上げていくためにも、協働性は非常に重要です。参加者一人ひとりがお互いを理解し、協創をする心構えを学ぶきっかけとして、RICOH THETA(全天球カメラ)を使用したワークショップを2015年の11月に実施しました。以下、当日のワークショップのプログラムとなります。
(1)イス取り自己紹介
アイスブレイクも兼ねて自己紹介。今回のために開発した特製のカードに描かれている模様や色を使って、ランダムで二人組を作り自分のことを紹介してもらいます。紹介が終わったらイスに戻るという流れを繰り返します。中には名刺交換のようにお互いのカードを見せ合っている学生もいました。
(2)見えない共通項さがし
自己紹介で緊張がほぐれたところで同じカードを使い、4人のグループを作り、それぞれのグループで共通点を探し発表するというワークをしました。ただし、共通項は目に見えない部分のみ。自己紹介の内容や会話を通して、お互いを探っていきます。外面では分からない共通項を探り発見することで、内面的な多様性の尊重と他者理解の促進を狙いました。
(3)RICOH THETA(全天球カメラ)を使った協創
さらに人数を増やして、いよいよRICOH THETA(全天球カメラ)を使ったグループ制作に入ります。360°まるごと撮影できるという特性を使って、各グループに全天球写真の作品を撮影してもらいました。机の上でちゃんと考えてからすすめるチームや、撮りながら考えていくチームなど、それぞれの方法で進めました。また、編集長とカメラマンという役職を設けることで責任の所在や組織的な意思決定にも触れてもらいました。
(4)発表・投票
最後にグループごとに発表者を一人決め、それぞれとった写真をプロジェクターに投影して発表します。コンセプトや見どころの説明をしてもらったのですが、たくさんコミュニケーションをとりながら制作していたためか、みんな笑顔で戸惑うことなく説明していました。
それぞれの発表を聞き、最初に配ったカードを使って一番よかったと思うチームに投票し、本日の内容をグループ毎に振り返ってもらいプログラムは終了しました。
さがまち学生Club – Spherical Image – RICOH THETA
▲学生投票で1番だった作品「黄色グループメンバーを探せ!」
活動報告は以上となります。
株式会社トライアンドは、ワークショップを取り入れながら企画段階からクライアントとの対話を通し、一気に最終成果物を描き上げ、協創するための土台ごとデザインしていくような新規事業支援を得意としています。また、ワークショップ単体の企画・実施も承っております。各種SNSや公式サイトからお問い合わせください。