台湾・台北市に行ってきました【後編】

前編では台湾観光についての内容をおおくりしました。
後編では、もう半分の目的でもある「ビジネス」についてです。
台湾・台北市に行ってきました【前編】と併せてお読みいただけると楽しみも倍増です!
それでは、後編の始まりです!

 

台湾人グラフィックデザイナー 傅學祺さん

日本を立つ直前に、大学の恩師から紹介していただいた、傅さん。日本語もペラペラです。
わざわざ、宿泊しているホテルまで向かえにきてくれました。本当にありがとうございました。
最初は華山1914文化創意產業園區や台北101などを観光しながら、
お互いの生い立ちなどバックボーンの紹介をしました。


▲華山1914文化創意產業園區で、台湾のメディアアートに触れ合いました。

 


▲傅さんが働いている職場を紹介されつつ、会社が誘致しているアーティストの参加型アート。
来館した人たちの身につけているものをパーケージして保存するという趣旨。
TRIANDからは3人の特徴を表している名刺を提供しました。

 


▲誠品書店では日本のデザイン系雑誌がちらほら。ここには日本の書籍販売の未来を感じました。
ただ単に本を売るのではないところが見習うところでしょうか。
詳しくはコチラのブログで説明されています。

 

最後は、自宅に招待され、お互いの制作物のプレゼンをし合ったり、日本と台湾のデザインの違いなどの意見交換をしました。傅さん曰く「台湾はプラス(足し算)のデザインが主流ですが、最近の商業施設などでは、マイナス(引き算)のデザインが多くなってきて、日本のデザインに近いですよ」とのこと。最後は、台湾や中国での印刷業界のお話を聞いて、お別れしました。TRIANDと一緒にお仕事をする日は、そう遠くないことでしょう。

 


▲最近できた商業施設でのデザインの例

 

日本人の美意識ってなんだろう

傅さんと意見交換していた中に、日本のデザインって構成要素を限界まで削ぎ落して、創り上げてくっていう意見がありました。日本の世の中に出ている全てがそうではありませんが、美術大学の学生が好むデザインは当てはまるのかなと思っています。私自身も在学中、そのようなデザインばっかり制作していた経験もあったり…。デザイン雑誌が取り上げるデザインもそのような制作物が多い気がします。傅さんとの意見交換の後、これってなんだろうって考えていました。そんなことを考えながら台湾料理を食べていると、あることに気づきました。

「台湾料理は味が強い!」

日本料理の特徴は、風味の強い香辛料の使用を控えて、素材に余り手を加えずに、素材の味を最大限に活かした、味付けが重宝されていることだなと。つまりは、「引き算の調理方法」
食は国家なりではないですが、日本人の食文化が日本人の美意識、デザインの観点まで影響しているのかもしれませんね。(hirano)

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